舞台「乱歩奇譚Game of Laplace」の感想をぼそぼそと
こんばんは、今日は乱歩奇譚 Game of Laplaceの舞台を観劇してきました。
乱歩奇譚 Game of Laplaceは、2015年7月にノイタミナで放送されていたテレビアニメで江戸川乱歩の死後50年を迎え製作されました。
江戸川乱歩の数作品を現代にアレンジして1つの作品にまとめたお話です。
アニメといくつか違う部分があり、この舞台は3部作に分かれています。
今回、観劇したのは3部の完結編で、アニメの後半部分が中心のお話でした。
私は、アニメを6話までしか視聴していないので、途中からわからずに舞台をオリジナルとして楽しんでいましたが、アニメの話の順番をごちゃまぜにして現・怪人二十面相の話までは進んでいました。
そこで、現・二十面相が逮捕されたところでさユりさんのミカヅキが流れて1度物語に区切りがつきます。
そのあと、従来の二十面相との話が他の話と混ざらずにどんどん進んでいきました。
北園涼さんのアケチの演技は、正直私は好きではありませんでした。アケチにしては熱血過ぎて私の中のイメージと少し違ったからです。
でも、マイクに頼っていない地声がしっかり聞こえてきて生の声を聴きながら観劇できたことにものすごく感動しました。
コバヤシは、アニメ版の声優もやっていた高橋李依さんが演じていて、キャラクターの安定性と声に違和感が一切ない(当たり前ですが)どころか、コバヤシが生で出てきた気がしてとてもよかったです。
私の推しの黒蜥蜴は、おそらくビジュアルと行動に問題があるせいで音声のみの出演でした。(ご本人の声だったのでそれはそれで興奮した)
影男は、どうやって演じていくのか不思議でしたがうまくキャストさんと交代したりしてまるで2人いるかのように演出されていたのでさすがだなという気持ちです。
ナミコシは、残念ながらアニメで出てくる前に舞台で観てしまったのでアニメと比べることができなくて残念ですが、一目ぼれするくらいかっこよかったです。
アニメのオープニングとエンディングをうまく使っていてテンションが上がりました。
アニメでアケチ君がよくかけていたLPレコードの音楽が、ナミコシ君との会話のシーンで使われていて、きっとこの2人にとって大切な曲なのかなって思ったのでアニメでこの2人の関係について注意しながら続きを見ていったほうがよさそうです。
コモダの息子が舞台には出ていてかなりキャラが濃くて面白いタイプの人でしたが、終盤の方ではまさかそうなるのか…って感じもありました。
タマムラさんとハナサキさんが殺されたのも驚きですし殺した犯人がカガミさんなのもそれを追い続けるナカムラさんの関係も見ている方の心境としては複雑になりました。
あんなにナカムラさんはカガミさんのことを信じていたのに…
と、そんな感じの話の感想でした。